枯山水 石庭 |
作庭者:平岡 宏歸 |
宏歸流 京都庭常 |
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古代滝組と木橋、そして橋挟みを現代風にアレンジして組み合わせ、中央の石組みに重点をおいて作庭しました。四方から鑑賞できるということは、この庭の特徴でもあり難しさでもあります。周囲をゆっくりと歩きながら、重なり合う大小様々な石が織りなす空間構成の変化をお楽しみください。 |
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林間に立つ古びた灯篭の残欠、草に埋もれたいくつかの灯篭の部分。めぐる時節と白い花を咲かせる草花の生命の営み。限りある人間の命と悠久の自然に思いを馳せながら、静かで穏やかな気持ちでご鑑賞ください。
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向かって左手の島(過去)から右手の島(未来)への橋渡し役は、現在に生きる我々の使命です。其の進むべき道を明るく照らし出す出島の燈台が必要です。そして、その行動、仕事振りを見ているのが正面手前のウオッチャー席の敷石です。それらの思いを込めてこの庭を作りました。
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一歩一歩足許を確かめながら谷へ降りると、心なしかひんやりとした空気が流れ、頭上にかぶさる淡い緑が日の光をやさしく遮ってくれる。腰掛けに座り一息を入れると小鳥のさえずり、岩清水のしたたり落ちる音などが響き一時の安らぎを与えてくれる。あえて窪地に休憩施設としたのは、このような地形が最も安息を得られる場所ではないかと考えたからであります。
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造園に携わる人たちが、自由な発想でアイデアを出し今年も梅小路公園の一角で「庭園作品展」が開催されました。
京都で花開いた「庭園文化」に裏打ちされた確かな技術、柔軟な発想力は、皆様の身近なお庭づくりに、多くのヒントを与えてくれるでしょう。 |
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梅小路公園にて開催されました「グリーンフェアー」(緑の週間・イベント)の事業として京都府造園協同組合・京都市造園建設業協会・京都市花き振興協会の協力により、日本庭園のすばらしさをより多くの人々に再認識していただくとともに、京都が誇る造園技術の継承とさらなる向上をめざして、自由な発想の場としての庭園作品展が毎年開催されております。 |
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新世紀へ向けて鶴が飛び立つ様を綱干垣を用いて表現し、中央に春日灯篭を据え、飛び立つ先の指針、光明を意図している。一文字型手水鉢は蔵の台石を再利用し創作しました。手水鉢(心を洗う)枯山水(心字形)灯篭(心の燈火)心豊かな世界と、21世紀の飛躍を願った作庭としました。 |
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日本庭園は古来から遠近感を現す庭園が多く見られます。遠近感として、四隅共高低差の違いを現した庭園です。(白雲抱幽石)深山が白い霧に抱かれた姿を静かに眺め、感動して観る人それぞれが自分の人生を描くことが出来ます。
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楽園(庭)への誘い |
作庭者:花井信行 |
(株)高石造園土木 |
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近代的な枯山水 |
作庭者:林 吾一 |
(株)林造園建設工業 |
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風にそよぐ樹々と鳥たちに囲まれる庭をイメージしています。足元を見渡すと可憐な山野草の花が咲き、楽園への想いが募ります。 ナナカマド・ニシキギ・マユミ等紅葉の美しい樹の間をくぐり抜け、楽園に通じる扉の向こうを想像してください。 |
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私は枯山水の庭を一筋に、昔は渓流を表現する滝石組などを考えてまいりました。今の時代は平穏で厳しい環境の中、心の安まる庭を出来るだけ多くの空間を取り入れ、近代的な樹木・花の木や苔に似合う玉竜を取り込み石畳の上で、ミニパーティ・お茶・コーヒー・読書等、人と語り合う場として楽しむ庭を表現しました。 |
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慣習や伝統といった枠にとらわれず、斬新でかつ空間を広く取り丹念に創造しました。憩いながら観る人の心の奥底にある癒されたい心と、空想と創造の喜び、技と感性を共感共有する、という願いを込めた作庭です。 |
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古都の庭園日美を代表する苔(杉苔・砂苔・ホソバシラガゴケ・水苔)景石、池石組、北山台杉を配し、京都北山の雄大な新緑を現しました。飛び石を渡り、北山丸太作りの「供待ち」に腰を掛け、一服の茶を飲み、趣のある緑のコントラストを楽しんで戴ける庭。気が付けば其処に居る、そんな庭をめざしました。
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