「 海 岸 」 |
作庭者:平岡広歸 |
広歸流 京都庭常 |
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「 安らぎの菜園 」 |
作庭者:佐々木一彦 |
(株)ちきりやガーデン |
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「 創 意 」 |
作庭者:矢田久喜 |
矢田造園建設(株) |
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「 浄土航路 」 |
作庭者:猪鼻昌司 |
いのはな夢創園 |
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京都に住まいする私は、山々に囲まれた盆地に住んでいるせいか、大自然の海、岸壁の風景への憧れが作庭の原点になっています。
今回の庭は「海岸」と名付けました。四方から観られる景色であり、石組の立体空間と線の動き、姿、心を見て取ってください。
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限られたスペースの中で、大好きな野菜作りや草花を種から育てる事ができる庭。そして家族と共に暮らす庭を表現しました。
本当の安らぎを感じて頂ける原風景と、現代の感覚を融合させる事に焦点を絞り、生活のあり方を提案します。 |
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亡き先代のモットーであった「創意」という言葉をそのまま名称にさせて頂きました。
庭園としては枯山水式とし、右側後方の滝石組から流れ出る伊予青石(小判石)の流れと左側、小山や州浜に据えられた立石などを特に見て頂ければ幸いです。
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生きとして生ける者は皆 生を受けしその時より 等しくこの航路の旅人。
敬慕する西行法師が「願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃」とうたわれました。
人生は、西方へむかう漂泊の旅路なり。
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今年もまた、梅小路公園の一角に個性豊かな10の庭が誕生しました。 テーマを定めず、素材も形式も作庭者の発想にゆだねました。
代々受け継がれてきた技術と、現代を生きる庭師たちの熱意と想像力が融合した空間には、数え切れないほどのメッセージがあふれています。 |
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梅小路公園にて開催されました「グリーンフェアー」(緑の週間・イベント)の事業として京都府造園協同組合・京都市造園建設業協会・京都市花き振興協会の協力により、日本庭園のすばらしさをより多くの人々に再認識していただくとともに、京都が誇る造園技術の継承とさらなる向上をめざして、自由な発想の場としての庭園作品展が毎年開催されております。
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「 過去・現在・未来 」 |
作庭者:中村正治 |
植竹 中村造園 |
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心の景色とも言える山里の風景を縮景して庭園とし、敢えて大きめの柿の木を用い寂を、木立の間から棚田を見せる事に、より遠景となる侘びた里山の趣を演出した。こうした最も身近な自然の多くが、過ぎ去った環境になることに郷愁を覚える。
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何万年もの時を経て出来た化石、朝鮮半島の古い時代の石造物、悠久の時を過ぎし、歴史を見、微笑んでたたずむ高麗仏等を枯山水の中に配置し、過去の遠い昔に思いを馳せながら、そこから、今、現在へそして未来へと、観る人それぞれの想像の世界が大きく拡がれば・・・・・ |
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「 安らぎの庭 」 |
作庭者:砂山直樹 |
(株)山口造園 |
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「 枯 山 水 」 |
作庭者:河原勝オ喜 |
(株)河原勝庭園 |
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京都の古風な茅葺きの風景を想定し、主木に枝張りの整った五葉松を使い、燈籠は一般的に最もよく利用されている春日燈籠を配置し、景石は程よくさび、苔が付き年代を感じさせるような石を選びました。出来るだけ空間を多く取り入れ、昔ながらの田舎をイメージ・表現しました。 |
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小さな空間にも身近に作庭出来るように敷地を区切り、四季を表現しました。
春は自然の息吹、夏は鳥が訪れ水浴びするバードバス、秋は十五夜と紅葉、冬は雪景色。各々個別にも成立しており、また全体を一つとして観賞することも出来るよう工夫しました。
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季節の移り変わりを、生活の中に取り入れる事の出来る庭。
不規則に並べた切石、その石の硬さを和らげるために、地際は緩やかな地山にし、そこに花達が華やかさを表現し、樹種も自然を感じさせる柔らかな物、そして鳥達が朝霧に戯れる庭、それが「安らぎの庭」 |
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枯滝の石組を配し、白川砂で川の水面を表現しました。飛石を打ち、流れに石橋をかけ燈籠への渡りをしつらえた、京風町家の枯山水庭園です。
北山台杉を配植えし、ツツジ・サルスベリ・ツバキなどの四季の花を楽しんでいただければ幸いです。 |
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