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「 京 と 郷 」
作庭者:嵜幸雄
(有)植 泰
「 街 家 の 庭 」
作庭者:河原靖尚
(株)河原造園
「趣」
簡素なまでの静粛を求めて
作庭者:野間秀行
(株)野間造園
「環境美の創造」
作庭者:大平健三 
 (株)大平造園
 
京の都、そしてにっぽんのふるさとを感じていただければと、ただそ
れだけを単純に表現しました
 
石と土の造形、そしてみどり・・・・そのようなものに心和ませ、くつろいでいただければと思います
 眺めるうちに、自分にとっていちばん懐かしい風景を重ね合わせ、ゆったりとやさしい気持ちになってほしい庭です。
 周囲にケヤキ、エノキの大木を植えて、年月を経たような風格をもたせました。また、木々を建物に見立てれば、この空間は坪庭となります。
 全体は、枯山水風に仕上げました。アプローチの白砂は同時に川を表します。橋と景石でアクセントをつけ、主木にはサルスベリをおきました。
 
春はサツキやヒラドツツジ、夏はサルスベリ、秋はモミジ・ドウダンツツジなどの紅葉、冬はツバキにセンリョウの実・・・・・・・。春夏秋冬を通じて、花や紅葉、紅い実など、植物の彩りを楽しんでいただける庭です。
 
昼間の喧噪を忘れさせてくれる庭、心静かに自分と向きあえる場所・・・。
 もしくは、そんな大げさなことでなくても、庭を眺めることで気持ちが落ち着き、疲労が心地よく癒されるようにと、シンプルさのなかに深い想いを込めて作庭しました。
 門戸をくぐると、来客をおもてなしする意を込めて動物の姿を彫り込んだ立手水鉢が目に入ります。竹柵の土留は、野趣を感じていただけるように、間隔を広めにとりました。

 シンプル・イズ・ベストが私の創作の基本です。
 伝統的な日本庭園の技術を守りながらも、現在の多様な住宅様式に合うように。かつ、従来の和風建築にもマッチするようにと作庭しました。
 
庭に一歩踏み入ると、左手に小川が流れ、右手につくばいと灯籠のある、日本的な雰囲気につつまれます。さらに石畳を進むと、芝生・花・噴水・石像をアレンジした洋風の庭が登場。どちらの庭にも、モウソウチクの竹垣を続けています。枕木のテラスに腰かけ、身体も心もリフレッシュして下さい。
「憩いの庭」
作庭者:吉村 徹
(株)マサミガーデン
'97年度作品 '99年度作品 '00年度作品 '01年度作品
'02年度作品 '03年度作品 '04年度作品
 緑の発信基地「梅小路公園」では、恒例の「庭園作品展」を張るから実施しています。真白なカンバスに絵を描くように造園や園芸にたずさわる作庭者がそれぞれの想いを自由に表現しました
 梅小路公園にて開催されました「グリーンフェアー」(緑の週間・イベント)の事業として京都府造園協同組合・京都市造園建設業協会・京都市花き振興協会の協力により、日本庭園のすばらしさをより多くの人々に再認識していただくとともに、京都が誇る造園技術の継承とさらなる向上をめざして、自由な発想の場としての庭園作品展が毎年開催されております。
「環境美の創造」
作庭者:水田俊宏
(株)水田造園緑地
 私なりの三つの主旨をだいじにしながら、庭全体の構成を考えました。
 
一つは「建築様式、生活様式の大きな変化と環境意識の高まり」。 二つめは、「自然の素材を使い空間をデザインする造園の技術や感覚」。 そして、三つめは、「伝統に裏打ちされた技と感性」です。
 全体のテーマは「人が主役になる庭」。向かって左側は枯山水の庭を中心に展開し、右側にはウッド・デッキやテーブルを配置しました。
 
春から冬まで色のコントラストを楽しめるように、樹木には針葉樹類を多く利用しました。
 伝統的な日本庭園の技術を守りながらも、現在の多様な住宅様式に合うように。かつ、従来の和風建築にもマッチするようにと作庭しました。
 
庭に一歩踏み入ると、左手に小川が流れ、右手につくばいと灯籠のある、日本的な雰囲気につつまれます。さらに石畳を進むと、芝生・花・噴水・石像をアレンジした洋風の庭が登場。どちらの庭にも、モウソウチクの竹垣を続けています。枕木のテラスに腰かけ、身体も心もリフレッシュして下さい。
「山河潤郷の庭」
作庭者:武長健二
(株)武長造園事務所
「想いのまま」
作庭者:北村恒雄
(株)恒樹園
「 久 遠 の 庭 」
作庭者:皆川 司
植 司
「反照直・三点巴の庭」
作庭者:森川 清
右京野造園
 忙しい毎日を送るなかで、ふと、ふるさとの山や川に思いを馳せることはありませんか。心をうるおしてくれる自然の情景を、懐かしく思い浮かべていただける空間になればと作庭しました。
 
生い茂る雑木類を山に、奈良県の十津川で採った自然石の砂利を清らかな水に見立て、山から里に流れる川を表現しています。里には梅、平野には芝をあしらいました。
 心ゆくまで散策できる庭をイメージしてつくりました。
 日本庭園の原点をそなえながら、和みだけでなく、心にひっかかりを感じる庭を造ってみました。
 アメリカ西部の厳しい自然のなかでおもしろみのある石に出会い、和と洋の融合を思いつき持ち帰ったものを使用してます。
 石は、壮大な宇宙のしずくのようなもの。そこで、見る庭というよりも、ふれ、同化することで、はじめて安らぎを感じる庭にしました。私の旅の、小さな足跡でもあります。

 人間が古来より憧れと敬意をもちつづけている「永遠の世界」を表現しました。
 向かって左側の、蓬莱山を表す三尊石組を中心に、連続する石組で永遠の世界を表現。高台に配した板石は、現世よりも高い理想郷を表します。白砂を敷きつめた大地は、現世の世界の大きな拡がりです。
 限られた空間の中で、無限性をどれだけ表現できるかをつねに念頭において作庭しました。

 反(そり)とは外側に曲がること、照(てり)とは内側、直(ちょく)とは直線です。また、作庭の基本は「三」の組み合わせ。三点巴(さんてんともえ)にはそういう意味をこめています。
 灯籠、水鉢、松のそれぞれが、曲線と直線の組み合わせです。植桝の形は四角形、三角形、菱形と使い分けました。高低差も「天地人」を考え三段階に配置。三つの植桝を結ぶ線は不等辺三角形に創作しました。