「反照直・三点巴の庭」

反(そり)とは外側に曲がること、照(てり)とは内側、直(ちょく)とは直線です。また、作庭の基本は「三」の組み合わせ。三点巴(さんてんともえ)にはそういう意味をこめています。
 灯籠、水鉢、松のそれぞれが、曲線と直線の組み合わせです。植桝の形は四角形、三角形、菱形と使い分けました。高低差も「天地人」を考え三段階に配置。三つの植桝を結ぶ線は不等辺三角形に創作しました。

作   森川 清     右京野造園