桃山文化の進取気鋭の精神に学ぶ

華麗な文化が「花」開いた桃山時代の大胆な枯山水様式を参考に作庭。
 基本構成である枯滝石組と大空に伸びやかに葉を広げるソテツに、花を添えることでシンプルさを強調。限定した素材を最大限に活かして空間を大きく見せる、迫力と存在感のある作品を目指しました。心に潤いを与えてくれる「花」を、日常生活のさまざまな場面に添えることで、自然と人間社会とが調和してゆけばと願っています。

作  山田拓宏     花豊造園(株)