火袋の上にある屋根に相当する部分で、火袋、中台の形に応じて四角・六角・八角・円形などがあります。また、屋根の勾配には左図のように、直線・照り(テリ)・起り(ムクリ)・照り起りの4種類があり、古いものほどこの曲線が穏やかです。








 六角形。八角形のものには軒端で上に巻き上っているののがあり、これを「蕨手」(ワラビテ)といい、古い時代のものはきりっと垂直に上に巻き上がっていますが、桃山時代以降のものでは大形になり、装飾過剰なものもあります。また。軒端の反りにも時代の特徴が現れます。

「図並びに解説: 京都府造園組合 監修 西村建依著 造園入門講座 造園材料より」