十二支形手水鉢・参考写真

名古屋城十二支形(名古屋市)

手水鉢と同じ円形水穴を掘り、その周囲を十二区分し、そこに十二支の文字を入れたもの。元は市内の鶴舞公園の書院式茶席「松月斎」に据えられていたが、戦後名古屋城に移された。江戸末期頃の作と推定。この文字はすべて頭を水穴の中心に向け、時計回りに彫られ、漢字と象形文字を混ぜて用いられている。

資料引用 : 「写真並びに解説: (株)グラフィック社 発行 吉河 功著  手水鉢 庭園美の造形より」