笠形手水鉢・参考写真

円徳寺庭園笠形(京都市)

「檜垣の手水鉢」として有名な手水鉢。層塔の笠を横に立て、軒の部分を深く切り込み、水穴を掘ったもの。水穴の左右が柱状になり、これを垣根の柱に見立てて檜垣の名がついた。
K邸露地笠形(西条市)

茶席の広い軒内に配された笠形で、立手水鉢とされる。鎌倉時代の優れた宝篋印塔の笠であり、小ぶりの宝篋印塔の笠を台にしている。

資料引用 : 「写真並びに解説: (株)グラフィック社 発行 吉河 功著  手水鉢 庭園美の造形より」